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海外のかぎ針編みデザインコンテスト



アメリカ人のブロ友、winkさんが DESIGN WARというコンテストに参加していて


「投票して!」というので ちょっと どんなものか のぞきに行ってきました。


( 投票画面は こちら )


現在 9件のデザインがUPされていて


いくつかのカテゴリーに分けて 投票が受け付けられています。




* 糸の使い方が 一番うまいもの


* 色の使い方が 一番すてきなもの


* デザインが一番ユニークだと思うもの


* ギフトに一番ぴったりだと思うもの


* 全体的にデザインが一番いいと思うもの


* 一番 着たいと思うもの




winkさんのデザインは Dancing hearts wrap です。



海外のかぎ針編みデザインコンテスト_c0306734_21393895.jpg




とっても すてきでしょ?



このデザインコンテストは プロの編み物デザインナーたちが立ち上げたイベントで


世界中から 才能あふれる新人かぎ針編みデザイナーを発掘しようというもの。


ともすれば お互いに潰し合おうとするようなデザインの世界で


先輩自らが 後輩にチャンスを与えてあげようと その機会を提供してくれる。


とっても アメリカらしいコンテストだと 思います。




2012年に始まったというので まだ 歴史は浅いですが


アメリカの毛糸メーカーの最大手 Red Heart社が スポンサーについたというので


これから このコンテストの規模は どんどん 大きくなっていくのではないでしょうか?






アメリカでは ケーブルテレビで 洋服の新進気鋭のデザイナーを発掘する番組、


「Design War」が 放送されていて 大人気でした。(現在もやっているかな?)


洋服や ニット(棒針)に比べて デザインの分野で後れを取っていたかぎ針編みが


こうしたイベントが増えることで 認知度があがるといいですよね。




といっても かぎ針編みというのは 実にシンプルな技法からできているので


デザイン、とか 新しい技法、といっても 何が新しくて どれがオリジナルなのか


認定するのは 難しいようです。


かのwinkさんも 自分の作品と酷似しているものが ある毛糸会社のデザインとして


使われていたと 憤慨していました。


写真を見ると パッと見は確かに同じですが


相手会社によると 約3か所ぐらい目数が違うそうです ;;


大手企業相手では winkさんのような駆け出しのデザイナーは 泣き寝入りするしかないのが


実情のようですが、こんなアクシデントにもめげず 次々と新しい素敵なデザインを発表しつづける


winkさんのバイタリティーは すごいですね!





ただ みなさん 見て頂いて お分かりのように


海外のコンテストというのは 技法そのものよりも 色の使い方とか


デザインのセンスといった 見た目の方に 重きが置かれているようです。


技術でいけば 日本で ハンドメイド作家として 活躍されている方々の方が


数段上なんじゃないでしょうか? (って 私ごときが言うのもおこがましいですが・・・)



ただ いかんせん、みなさんが日本の編み物本で見ているような あの×とか〇の記号。


あれは ほとんど日本でしか通用しない 特殊な暗号でして・・・・


世界では やはり 英語で 文章で 編み方を書くというのが 一般的なんですよね~


 1段目 鎖編みで 25目編む

 2段目 鎖編み3目分を戻った所に 長編みを編む。鎖編み2個。次のスペースに長編み1つ。
      以上を 10回繰り返す・・・・




とまぁ こんな感じで ウエアに至っては 何ページも説明書きがあり


英語や 「読む編み図」に慣れていない私は 最初 四苦八苦していました。


でも 慣れると 意外と 文章による編み方の説明の方が 分かりやすいなぁと思うこともあり


どちらも それぞれに 便利なところ 不便なところが あるように思います。


(日本の記号だと いちいち 自分で目数を数えたりしないといけないでしょ?
 英語は 書いてある通りに編んでいけば 形になるので そこは便利です。)




日本の作家さんも 英語で このインストラクション調の編み図が書ければ


世界で大活躍できることでしょう!! (でも そこが一番 日本人にとっては 大変なんだけどね~)





興味のある方は この design war は これからも 何度も開かれるようですので


是非 チャレンジしてみてください!!






では では~ ♪